アロサウルスAllosaurus fragilis
全長:7.5〜10m中生代ジュラ紀後期(1億4000万年前)

 ジュラ紀の肉食恐竜としてはもっともポピュラーな種類で、また最大のもののひとつ。頭骨は長さ69−85cm。北アメリカのコロラド、ワイオミング、ユタなどから多数の化石が発見されている。
 白亜紀のティランノサウルスと同じような立場にあって草食性の恐竜を襲ったものと思われる。
 ティランノサウルスほどではないが頑丈な体格で、太くたくましい首を持ち、眼の上あたりには短い角があったと思わせる突起部がある。腕はティランノサウルスのそれよりはるかに大きく、鋭い鈎づめを備えた指は3本で獲物を押さえ込んで引き裂くのに十分な力があった。

 アロサウルスの最大のものは12mもあったとよくいわれているが、これは下のサウロファグナクスを含めた場合の話だろう。
 ユタ州クリーブランド近くのロイド採掘場から多くの化石が発見されている。代表的な標本は、3個体分の不完全な骨格から集められ、組み立てられていて全長9.4m、直立姿勢での高さ3.5mある。推定体重1.7トン。全長の割に軽く感じられるのは尾が5.7mとかなり長いせいだ。

福井県立恐竜博物館 8.7m

アロサウルスの頭骨には、左右の目の上にこぶ状の骨の突起がある。

サウロファグス Saurophagus maximus
 1934年、アメリカのオクラホマで2m以上もある大きな肋骨が掘り当てられ、その後数ヶ月かかって巨大な肉食恐竜の化石が掘り出された。これはアロサウルスに似ていたがずっと大きく、しかもティランノサウルスよりも頑丈な体格をしていた。一時アロサウルスの一種とされていたが、後に元の名前(サウロファグス)に戻った。
 ところが1995年、オクラホマ大学博物館に保存されていた標本を再調査した時に、サウロファグスの名前がずっと以前に使用されていることがわかり、新たにサウロファグナクス Saurophaganax と名付けられることになった。
 サウロファグナクスの化石はほぼ同じ大きさの2体分の骨が見つかっているが完全ではない。しかしアロサウルスとの比較から、全長12.8m、直立した時の高さ4.9mと推定されている。
 2002年、幕張で開催された恐竜博にお目見えして本邦初登場となった()。
アロサウルス

恐竜博2002

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